「俺、思うに……」って感じ

「テーマが何」って感じよりも、普段の生活の中で私の思うことを思うままに書こうかと思っております。

相談に「うまく乗る」私なりのポリシー

みなさん誰かの相談に乗ったこと。

一回くらいはあると思うんですよ。

 

その時に、かえって相手を怒らせてしまったり、

結局何の実りもないまま終わってしまったりってことあると思うんですね。

 

 

話を聞いてほしいだけだったらいいと思うんですよそれでも。

でも場合によっては「明確に答えを欲している相談」もあると思うんです。

 

相談は「相手のアウトプット行為」です

「私がそんな相談に乗って決めてしまっていいんだろうか」とか

「こんなことで相談してくんなよ」とか、思う場面ももしかしたらあります。

 

ですが、相談されたからといってあなたが解決する。は、間違いです。

 

相談とは、「相手の混濁した考えを整理して、相手を答えに誘導してあげる」事が大事です。

 要は相手のアウトプット作業のお手伝いです。

 

そもそも相談する場合、「本当に何にも考えがない」「何にも思い浮かばないどうしよう」というケースはあまりありません。

口で言っていても、心の中では無意識下にいくつか選択肢がある。

という場合がほとんどです。

原因は簡単で、思考が追い付いてないんです。「今決めなければいけない選択」よりも「突きつけられた現実」の衝撃が大きすぎて

思考が次に行かない状態なんです。

 

なので相談を受けた場合、最初にやることは

「相手の話を聞いて落ち着かせる」事です。まずは相手に話させて相手のパニックを解消させます。ですが、ここで絶対に気を抜いてはいけません。

 

ここで話を聞き逃してしまうと、「相手の本当の悩み」がわからなくなってしまいます。

 アウトプットを受けとるのが「聞く」という作業

ですからこの「聞く、話させる」の初手が一番の鬼門です。

 

相手の考えを読むのではなく、「相手の言葉を整理して、悩みの事実を突き止める」のが重要です。

 注意点としましては、

  • 決して話を遮らない
  • 相手の話している途中で考えない
  • 否定しない
  • 相手の悪いところは「相手に認識させる」

 

決して話を遮らない

はっきり言って、これは注意事項に入れるか迷いました。

しかし昨今、テレビだろうが国会の中継だろうが学校の先生だろが仕事の会議だろうが。

相手の話を聞かずに遮る人が多すぎる。

そもそも「情報のやり取りをする」という行為の上で、相手の情報をちゃんと受け取らないという行為は

自分の損です。

自分のなんですよ。せっかく相手が吐露してくれた言葉。

せっかく自分に向けてくれた好意を、あなた自身が潰してしまうって考えたら。

 

これもったいないですよね?

 

受け取るという行為は、ただ耳に入れるだけではなく、

相手の意思や考え、場合によっては相手の迷いのすべてを聴覚、視覚そのほか

すべての感覚から自分が感じ取らなければいけないのです。

 

話を聞くべきベストの姿勢とは

これはすべて相手に任せましょう。

「ベストの状態で聞く」という行為の中で、最も大切なのは

「ベストの発信をする」これが最も効率がいいです。

自分が整っていても相手が何言ってるかわからなかったら。

これは相談を受けている意味そのものがないですよね。

 


相手の話している途中で考えない

相談というものはそもそも「相手が主役」です。

相手の相談事、話がありきで

自分が聞かせていただく。へりくだって言えば、相談に乗らせていただく。

くらいの気持ちでないと、失礼です。

というか、心構えとしてはそれくらい必死に聞く姿勢がないと

必要な情報は入ってきません。見逃してしまいます。

「聞き方の慣れ」はもちろんありますが、慣れないうちは相手がもっと話したくなるくらいに

必死に聞いてください。ほかのことや、話の結論を勝手に頭で決めてはいけません。

結論が頭の中で先にできてしまうというのは、「あなたの考え」であって

相手の真の思考ではないからです。


否定しない

あと、当たり前の当然のことなんですけども。

「その程度悩みになんかならないよ~」とか

「そんなことで悩んでるの~」などの、相手の悩みを否定する行為。

また似たような例でいうと、

「その内容なら後にして」とか「それくらいなら私じゃなくていいよね」などの相手の選択ミスを指摘するような行為。

 

これらはもちろんNGです。

 

NGなんですけど、やってしまう人って結構いるんですよね。

特に偉い人や年上の人に多いです。「時間がない」と、「勘違いしている人」たちです。

 

時間がない⇒作ればいい

そもそも「時間がない」って言っている人。本当に時間ってないんですかね。

 

「時間がないからダメ」ではなくて「今は別のことに時間を使いたいから後にして」

のほうが正しい断り方ですよね。

相談していただく身が、それを無下に断る。それもまた失礼ですし、

相談してくれた人の勇気を踏みにじる行為ですよね。

 

 「今は無理だけどこの時間ならできるよ」というのが聞く側の姿勢としては正しいです。

 

相談は受けることが前提です。

 

これは信頼関係の構築において大前提です。

悩み、言い方を変えれば「自分の弱みを吐露する」機会をあなたに向けてくれた

絶好のチャンスなんです。

 


相手の悪いところは「相手に認識させる」

これはとても難しい話なんですけども…。

ちゃんと「解決策を出したい相談」の場合は、

「相手自身が悪いことはちゃんと相手に認識させる」ということがとても重要です。

なぜなら、相手に間違った選択をさせないためです。

先ほど、相手の考えを整理させるのが「聞く」という行為の大切なところだと書きましたが、

こちらが言葉にする場合に大切なのは相手の「立場、状態を認識させる」事です。

 

「要望」、「汚点」を認識させる

わかりやすくするためにちょっと極端な例にしますね。

 

例えば、相談してくれた人が何か悪いこと。犯罪を犯したとしましょう。

そして、まだ捕まっていなくて逃げているとしましょう。

 

もちろん逃げてますから、本人の要望は、「捕まりたくない」

まぁ拘束されたくない。とも言えます。

 

しかし、もちろん本人が犯罪を犯したのも事実です。

ですから、彼を正しく導いてあげるなら

「君は犯罪という悪いことをしたんだ」ということをちゃんと認識させる事。

 

そして、起きた事実から犯罪をなかったことにはできないので

「自首して景気を短くすることが君の要望に最も近い」ということを諭してあげます。

まぁそこまでやる人がそんなにすんなり話を聞くとは思いませんけど、

お話の要点としては、「認識させること⇒助言をすること」

この流れをしっかり守りましょう。

 

「答えを求めていない相談」とは

要は「愚痴」ですね。

 

以前こんな記事を書きました。

 

areacel222.hateblo.jp

 それでも愚痴はこぼしたくなるもの。

我慢が限界にきてどうしても愚痴りたい場合は、最初に「愚痴言っていい」と宣言してしまいましょう。

 

そして、「あ、これは愚痴だな」と判断したら

目いっぱい聞いて共感しましょう。愚痴に指摘や横槍はご法度です。

 

答えが必要ない場合は必要なものはひたすら「共感」です。

しっかり聞いて相づちを打って相手の鬱憤をしっかり引き出してあげましょう。

 

 

最後に

相談に乗る場合「私なんか」という気持ちは必要ありません。

もしもあなたが適任でないのであればそれは「相手の選択ミス」です。

でも決して相手を責めてはいけませんし、それにへそを曲げてはいけません。

どうしても相手に腹が立ったら、「ストレスたまってんだなー」程度に考えて

忘れてあげましょう。

 

相手の向けてくれた「相談」という名前の好意を見逃さないように

しっかり相手と向き合ってみてください!