話を真摯に受け止めてほしいときに必要な「一貫性」
誰かの相談でも何か仕事のプロジェクトでも、新しいことを始めるときでも
「何か話をしているのに自分の考え、話が中々相手に受け入れられない」
そんなときにあなた自身に確認してほしいこと。
それが「話の一貫性」です。
今回は例えば、仕事の案出しなどで使えます。
何か新しいことを始めるときに考えてほしい話です。
そもそも発言は「未完成なくらいでいい」
よく勘違いされそうなのが、「1~10まで自分の考えを網羅できている」とか
「スキがなくしっかり考えが埋められている」って状態じゃないと
「自分の考えは未熟だからまだ言わないほうがいい」って思ってしまう人が多いですね。
間違いです。考えがあなたの脳内で完成することははっきり言ってありません。
完成する確率は0%です。
というよりも、あなたの1~10を真に受けて話を採用してしまう方が問題ですね。
そうなると責任はすべてあなたに覆いかぶさります。
「大台を提案⇒隙間を埋めていく」が理想モデル
以前、完璧主義は損をするという記事を書きました。
記事中でも書いていますが、初動は考えが60~70%まとまっていれば上出来です。
というか、これ以上考えると先に細かい心配事が増えて身動き取れなくなります。
結構ここに陥るとしんどいです。失敗する前から失敗する像が見えてしまうわけですから
モチベーションもかなり維持するのが難しです。
見切り発車というとかなり早すぎるかもしれませんが、
- 何がしたいか
- そのために何のツールを使うか
この二つが決まったら動き始めていいと思います。
私でいえば、「収益を個人で出したい」⇒「そのためにまずはブログを使う」で
このブログをはじめましたしね。
小手先に技術、効率的な技術は後から足せ
最初から「これは再現性が難しいけど効率がいい」とかの物は使わないほうがいいです。
理由は簡単で、難しいものを新しく取り入れるのって労力がすごいんですよね。
そして、そもそもそれが必要なのかという点も検討する必要があります。
要は、導入するスピード感が最も重要で
そこから利便性を広げたいのなら新しい技術を導入すればいいんです。
そして、ここにも「一貫性」がとても重要になってきます。
すべての方向性になる「一貫性」の重要性
ではここで表題にある「一貫性」についてです。
考えの隙間を埋めていく段階でも、新しい技術を導入するときでも
自身の考えの一貫性がないと間違った選択をしてしまうケースが多いです。
例えばラーメン屋でバイトをして技術を学んで独立しようと思っていたのが
いつの間にかバイトしてお金を稼ぐことが目的になっていたり
スケジュール管理に新しいソフトを導入したのに会議の予定合わせだけの
表になってしまっていたり
などが良い例ですね。
一貫性の無さがブレを生む
自身の考え、思想に一貫性がないと、アップデートする際に方向性のぶれが生じてしまいます。
そして、そのブレは当初の目的を見失ったり必要だった仕組みすらも奪い去っていくことがあるので注意が必要です。
自身が、「どこに終着点を置くか」に関してしっかりとした一貫性がないと
便利になるはずのもので不便になっては意味がありませんからね。
自身の考えにスキを作らないのにも必要
正直、何か改革や新しいことをやろうとしたときに否定派は必ず現れます。
その否定派も、無視しろといえば簡単ですがそうもいかないことが多々あります。
そこで議論を広げる場合に自分の頭の中を一貫して整理しておかないと
「あれ?向こうのほうが正しい?」ってなっちゃいますよね。
もちろん相手側が正しければ柔軟に話を取り入れることも必要ですが、
その相手の案の取捨選択にも自分の考えがなければ「何を軸にすればいいのか」
が必要になってしまいます。
まとめ
ボロボロの「なんとなく」なビジョンでも良いんです。
ただし、「これがしたいんだ」という筋が一つ通っていればそれは「間違った意見」
ではありません。
自信をもってください!その代わり、やり切る心がないと
「あれって結局何だったの?」ってなってしまうので注意してくださいね!